私を含め、私の知っている男の大半(全員とは言いません。あくまでも大半です・・・。)の方は、何か新しいことを始める時には、まず形から入る人が多いような気がします。
私も、何か始める時には、まずは道具や恰好(服とか帽子とか・・)を揃えたくなるんです。
女性は、とりあえずあるものを使って、出来ることから始めるという方が多いのかな。
我が家が、昔キャンプを初めてやろうとした時も、キャンプの教本などでは、「まず家にあるものを使ってディキャンプから・・・」なんてことが書いてあったと思いますが、私は。テントやタープ、テーブルに椅子、シュラフにキャンプ用のランタンや食器まで、全てそろえて、いきなり泊りのキャンプを試みました。
結果・・・・
キャンプ当日は、夜中に雨が降り、テントの張り方も満足に知らないにわかキャンパーの我が家は、雨漏りがしたりで大慌て。
でも、後になると、この時のことがいい思い出になったんですよ。
その他にも、釣りを始めた時も、先ずは恰好から・・・と思い、竿や道具を意識そろえるだけではなく、それ用の靴やズボンなどもそろえたものです。
また、家族みんなで釣りに出かけたいと思ったら、もういてもたってもいられなくて、家族全員分の道具をそろえました。
写真に興味を持った時にも、とりあえず、コンパクトカメラとかで写真を撮りながら(私の若かれしころは、デジカメなんてなくて、フィルム写真でしたから・・・)、徐々にいいもんを買いそろえていけばいいのに、撮り方もわからないのに、いきなり一眼レフを買ってしまったり。
また、道具に関する要求も高く、たいして技術も知識もなく、使いこなせもしないのに、とにかく自慢できるような高い道具がほしくなったりして。
ようは、見栄えが大事だったんでしょうね。
この、まずは形から・・・見栄え良く・・・というのは、年を取った今でもかわらず。
ま、若かれしころよりは柔軟になり、本当にその道具が必要だろうか・・・とか、どのくらいの値段のものがふさわしいかな・・・とか考えるようにはなりましたが、やはり道具がほしい・・・・という気持ちは、今も変わりないんですよ。
最近買ったこの本を見て、
初めてかつ丼に挑戦した時にも、まず、鍋が必要と、お店行って、この鍋と蓋を買ってきました。
この時には、まずはホームセンターのちゅおうり器具などを売っているコーナーで見てみたら、鍋と蓋で2000円くらいでした。
このくらいの値段なら・・・とも思ったのですが、そこはそれ、少しだけ大人になり、自分の行動を振り返ったりしながら、本当に必要なものなのかを考えるようになったので、もしかしたら、もう少し安いものがあるかもしれないと思い、その時点での購入は踏みとどまりました。
ただ、その後に、別の用事で百均に行ったときに、百円ではなかったんですあ、この丼鍋が売ってたんです。

値段は、鍋と蓋と合わせて300円(+税)。
これなら分相応だろうと勝手に納得して、購入をしました。
道具が手に入ったら・・・あとは作るだけ!!!
高い道具ではなかったですが、それでも、これで丼物が作れると思うと、うれしくなりましたよ。
それから、この鍋で、かつ丼・親子丼・きつね丼(お肉の代わりに油揚げを使用。)など等何回も作りました。

回を重ねるごとに、手際は良くなり、見た目も良くなってきました。
そして、この時が4回目。
今日は、とんかつの代わりにコロッケを使った「コロッケ丼」

もちろん、本には、コロッケ丼なんてのっていませんでしたが、「カツでうまけりゃ、コロッケだってうまいはず・・・」と信じて作ってみました。
結果は・・・
家族からは大好評。
しかも・・・
「お父さん、腕あげたね・・・。」とお褒めの言葉も頂きました。
もう、私は有頂天。
家族に、おいしいと言ってもらえることが、料理をする最大の喜びですから。
今度お客さんが来た時には、作って出せるかな・・・なんて、かみさんとも会話が弾んだりして・・・。
男なんて単純なもんですな(断言しちゃうと、また、男性から反論のメールが届くかもしれませんが・・・)。
でも、やっぱり褒められれば、また作ろうかなって思うじゃないですか。
それがやる気につながるってことだと思うんですよね。
道具は使いこなせなくっちゃ!
せっかく買った丼鍋です。
高いものではないんですが、それでも大切な私の道具です。
道具って、やはり使う時にワクワクするような道具がいいんですよね。
値段が高いとそれだけでワクワクしますが、やはり必要ない道具は、すぐに飽きちゃうんです。
逆に、必要な道具は、値段に関わらず、いつまでもワクワク感が残ります。
それでも、やはりいい道具はそれだけ長く使い続けられるので、愛着がさらにわきます。
それを考えると、無理のない程度でですが、許せる範囲の中で、できるだけいい道具を持つことが、長く楽しむ秘訣かなって思います。
私の趣味のギターも、ピンキリで、安いものは数千円から、高いものは百万円を超えるものまであるんですが、とりあえずやってみようかと思って・・・といって、安いギターを買うと、ギターの楽しさを知る前に挫折してしまう人が多いかなと思います。
調理道具も同じかなって思っています。
だから、今は300円の道具ですが、今後、もう少しいい道具を手に入れて、この丼ものも、もっともっと楽しめたらいいなと思います。
良い道具と巡り合うのも運命だと思うしね。
ちなみに・・・
家のかみさんは、圧力鍋と土鍋を数年前に購入しました。
今、ホームセンターとかで、土鍋も圧力鍋も安く手に入るようになりましたが、この時に購入したものは、あるメーカーのとてもいいものなんです。
この圧力鍋手お豆を煮たい・・・とか、この土鍋で玄米を焚いてみたい・・・とか言っていたのですが・・・
そのために、結構無理して購入したのですが・・・
いまだに、使っていません。
かみさんいわく、「お父さんが一緒にやってくれないと、使い方がわからない・・・」って言っています。
この圧力鍋と土鍋も、私がもらい受けてしまおうかな・・・。
そして、親父の手料理のレパートリーを格段に広げていこうかな・・・・なんて、ちょっとだけ狙ってるんですよ。
良い道具を持てるって、本当にワクワクしますから。
そして、男の手料理は、まだまだ続きますよ。
簡単でも美味しいものを、もっともっと作っていきたいと思います。
これからも、このブログで、どんどんご紹介していきますから、次回の「親父の手料理」にも、是非ご期待を!!!
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